一人だけを愛することが、あまりにも申し訳なかった男と彼を引き止めておくことが出来なかった女性一人の愛。
催涙弾のニオイが通りを絡んで回った軍部独裁時代、二人の男女の出会いはまともな愛の花のつぼみも開かせる前に、そのように負けなければならなかった。
ファンソクヨンの長編小説「古い庭園」をスクリーンへと移した同名映画は、80年代の激変期に生きることを立てなければならなかった二人の男女の出会いと別離を淡々と描くロマンスだ。
タイトルから漂うように「古い庭園」は、主人公オヒョヌ(チジニ)とハンユニ(ヨムジョンア)が愛を夢見た場所を象徴するが、もう一方では理想を追った革命家たちの夢を意味したりもする。
16年8ヶ月の間、獄中生活をしたヒョヌが出獄を準備しながら映画は始まる。
"その間に、世の中はとても便利になったと言います。
それも、オ先生が一役したのですね。とにかく出ましょう。"
看守の案内を受けて、刑務所の門を出たヒョヌは色褪せた写真一枚を取り出す。
写真の中の人物は彼がどれほどか会いたかったユニだ。
スクリーンは80年代初にオーバーラップする。
光州民主化運動で公開手配されたヒョヌは、自分の面倒を見てくれるという田舍学校美術教師ユニと偶然に出会った。
"私は社会主義者です。"
"あ〜そうですか。 早く洗わせて下さい。 社会主義のおじさん。"
ユニと送る田舍カルムェ村の生活は、ヒョヌに全然別の世の中へ来たような平和さを抱かせる。
力強くて嘯ないユニとあらゆる悩みを担って生きるヒョヌは、たちところにお互いの傷を抱き合う間で発展する。
1年がもう経っただろうか。
時代は彼らをそのまま放っておかない。
仲間たちが捕まったという消息が聞こえて、ヒョヌは自分の為に苦痛を受ける同志を思って荷物をまとめる。
雨が激しく降った日、ヒョヌはユニにささやく。
"皆、捕まって行ったのに、私がどれほど更に持ち堪えることが出来るだろうか。"
心よりヒョヌを理解したユニは彼を送るが、立ち去るバスに向けて咽び叫ばなければならなかった。
"かくまって、寝かせて、食べさせて、身を与えて… どうして行くか、あなたが。"
二人はこのように別れたが、映画はここで済まさない。
出獄以後、ユニの手紙を受け取ったヒョヌは、彼女が不治の病で世を去った事実が分かるようになり、記憶を探してカルムェ村を探して出る。
現在と過去を行き交う映画は、残された者が生きて行かなければならない理由が何か、そして真正な愛が何なのか悟らせる。
来年 1月 4日封切り。12歳観覧可。上映時間 112分。
イサンドク記者
[メイル経済]2006.12.19 16:41:01
http://news.mk.co.kr/newsRead.php?no=552036&year=2006
2006-12-22 16:38:31
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